今回は平泳ぎをとにかく楽に疲れずに長く永遠に泳ぐためのテクニックをご紹介します。これは40代50代の中高年からでも始められる方法です。
楽に永遠に泳ぎ続けるテクニック
まず1つ目が姿勢、2つ目が手のかき、3つ目がキック、そして最後にキックと手のタイミングです。
姿勢
まず一つ目の姿勢ですが、平泳ぎの姿勢は実はまっすぐではありません。海水浴などでよく見られるいわゆる顔をずっと出したままの薄っぺらい泳ぎ方の平泳ぎがあります。これはまっすぐ姿勢の典型です。
素人感のないちゃんとした泳ぎをしたいという方は、是非まずは姿勢、体をうねらせるようにしてください。キックを打ったら下に潜るように沈んで、また呼吸をするために上に上がってきます。
それを繰り返すのが平泳ぎです。いわゆるうねりを作っている泳ぎ方になりますので、それをまずは意識してやってみてください。平泳ぎとバタフライは基本的にはうねりの泳ぎです。
クロールと背泳ぎがどちらかというと体を真っすぐにする泳ぎ方なので、その区別はつけるようにした方がいいです。
手のかき
続いてが手のかきです。平泳ぎの手のかきはそんなに難しくはないですが、奥は深いです。簡単に言うと楕円を描くとか、反対のハート型を描くとか、いろんな表現がされますね。それで大丈夫です。
上から見たらそういう動きに見えますが、正面や横から見ると薄っぺらくはかいていません。実はもっと立体的にかいています。そうしないとなかなかうまく水を捉えることができないのです。
もう少し詳しく言うと、上から見た場合は楕円や逆ハート型にかいていますが、結構広めにかいていいです。いろんなインストラクターさんがいますが、これと真逆のことを言う方も多いと思います。
手は小さくかく、それも泳ぎ方としてありです。これは私も使い分けます。すごく広く横にかく時と小さくかく時、この違いは速いか遅いかの違いです。
速さを求めると回転数を多くしなければいけないので、手のかきは小さくします。逆に楽に長くスピードを問わないで泳ぐのであれば、横に大きく広げてください。
肘も曲げずにまっすぐの状態で目いっぱい広げるくらいでも構いません。だいたい耳の横ぐらいまでです。そしてここから立体的にしていきます。
楕円の1番広い部分まで手が到達したら、そこから肘を曲げて手を下げて、下から上に手をかいていきます。そして顔をあげるときに両手を胸のところで合わせた後、手を前に持っていきます。
キック
次にキックです。意識していただきたいのは、お腹の下からキックを打つようにするということです。多くの人は足を引く時に足を上に引いてしまいます。それで体が反った状態になってしまって、最悪足が水面から出てしまう人もいます。
足は一切水面から出ません。結構ギリギリのラインではあるんですが、そこからできるようになるとキックでぐっと進むことができます。
平泳ぎはある程度高定差がないと水をかくことができないので、キックもお腹側に足を引きます。そしてそこから下に向かって打ってみてください。
楽に効率よく進むための最重要ポイント
そして最後に、一回の手のかきと足のキックで出来るだけよく進むための最重要ポイントについてです。それはタイミングです。平泳ぎで一番難しいのはタイミングだと思います。
手がかき終わって合わさった瞬間に足を引き始めます。このタイミングがすごく重要です。手をまっすぐにして前に伸ばすタイミングとキックを打つタイミングをちょっとずらします。
このいい感じのズレを作らないと平泳ぎはなかなか進みません。よく見られるのが、手をまっすぐにして前に伸ばすタイミングとキックを打つタイミングがピッタリ同じという方です。
これではいくらキックで推進力を得ようとしても、手を伸ばす動きが水の抵抗を生んでいるため推進力がキャンセルされてしまい、進まないのです。このタイミングのズレの感覚を掴むのは結構難しいと思います。
ですから、最初は手のかきが終わって手を前に戻してからキックを打つというぐらいのつもりで思い切ってずらしてみてください。そうすることで、ひとかきひと蹴りでスーッ、スーッと進む感覚が掴めると思います。
その後、少しづつタイミングを調整して、滑らかな動きにしていってみてください。
まとめ
是非以上のテクニックを参考に、平泳ぎで楽に長く泳げるようにしてみてください。40代50代以上の中高年の方の特徴としては、体の柔軟性がそんなにないとか、筋肉量がおちてきたとか、あると思います。
あとは仕事など色々疲れているということもある思います。そういう方でもあまり疲れないで、とにかく綺麗に楽に泳げる平泳ぎを紹介しました。是非、挑戦してみてください。
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